うむ。何がおこってるのか半分くらいわかった気がします。
デイトレードと長期トレードの大きな違いは、「一度の取引値段」なんですね。まあ昨日も言いましたが。
長期トレードの場合、「今日は任天堂の値段が下がってるな、買いだ。」「上がってきた、売りだ」という話なんでしょうが。デイトレードの場合、上がってる下がってるはあんまり関係がない。
例えば任天堂の場合は¥12,150から始まって¥12,425で終わるんですが、売りかた買い方が全然違う。¥12,150で買って¥12,151で売るんです。1桁単位で売り買いを延々とするんです。なので、10回勝ったら1,000円の儲けなんですね。例えば20万円を20万100円で買うというか。で、その100円を買おうとしている人が何百人もいるので、順番待ちをするわけです。たぶん。
資産が20万はないときつい上に延々と20万円が20万100円になるのを待ったりして、時々大口の介入があっていきなり2000万円買い取ったりするわけです。デイトレードはやめたほうがいいよ、と言われる理由がわかった気がしました。
今までぼくは「成行」というのはすぐ買えるシステムだと思ってたのですが、そうじゃないんですね。20万100円を買おうと思ってる人の横入りをして「俺は20万円でいいから売ってくれ」というシステムだったんですね。
やっと株の入り口がわかった気がする。10年やってて全然知らなかった。
しかしですね。これでどう思ったかなんですが。なんて面白い世界なんだと。家にいてパソコンにしがみついているだけで、日本中を相手にオンラインゲームをしているという感じでした。これは楽しい。
ゲーマーである僕にはこんな楽しいゲームはないと思いました。ものっすごくお金がかかるけど。それに気を抜くとあっというまに数万円消える世界ですが。
そのためにも。最初に「この株は上がる、下がる」も知っておかないと、夢中になってジャッジしてるのに上がりも下がりもしなくなる所がある。なんというか、陣取りゲームなんだなと思いました。
例えば任天堂は12,450円ですが、どんだけ上がっても12,450円のラインだけは死守する人がいるみたいなんです。逆に言えばそのラインさえ見ておけば安全地帯というような。
その代わり天変地異が起こるとジャッジすら覆されるんでしょうが。それが「ちゃんと損きりしなさい」ってやつなんですね。
今日はとりあえず二つの株だけを選んで延々とその株の流れの歩みを見てましたが、自分にも参入できるんだとちょっとうれしくなりました。
これならいけるんじゃないのかな。後は、今日は値下げするのか値上げするのか、どこがジャッジラインなのかがわかるようにならないといけないんでしょうけど。
基本はおススメできる世界じゃないです。
でも、長期のトレードならおススメできます。例えば今の銀行って何十万円貯金していても金利は数百円じゃないですか。株だと毎年2回、配当ってのがあって、だいたい数千円から1万円もらえるんです。しかも株主優待というものももらえるし。
株の場合、上がったり下がったりがあるので、いざ使うときにいくらになってるかわかりませんが、「今なら10万円、でも何年かに一度は20万円になる」みたいな株があったら、安いときにとりあえず買ってもっておくのが銀行に寝かしておくよりずっといいと思います。