2017年に読んだおススメ本 #読書好きと繋がりたい #紅玉いづき #はあちゅう #酒井若菜

2017年本棚

相変わらず再読が多いけど、今年は結構新しい本を読んだのと、小説だけでなくエッセイも読んだ。

久しぶりにエッセイ読んだのに2位と3位になってるのがポイント。ほんと読みやすくて面白かったから。

「ブランコ乗りのサンテグジュペリ」はTwitterで仲良しのこまちちゃんのおススメ本。とにかく綺麗な描写が素晴らしかった。近未来?のサーカスの物語で、幻想的で甘美で優雅で綺麗で、時に生々しく、でもとても心地良かった。

「半径5メートルの野望」は、ブロガーで作家の、はあちゅうさんのエッセイ。「野望」というと大袈裟に聞こえるけど「半径5メートル」なら実現可能になるんじゃない?そんな「手の届く範囲での野望」。フランクな文体で読みやすかった。自分の時間や自分の目標をすごく大切にしていて、無駄な事はバッサリ切り捨てる、そういう所が非常に魅力的な人だと思った。

「酒井若菜と8人の男たち」病気で何年も休業していた酒井若菜と、そんな酒井若菜を支えてくれてた人たちとの対談集。酒井若菜を支えたお兄ちゃん、マギー。今までどこにも打ち明けなかった岡村隆史の病気とそれを支えた酒井若菜の対談は必読。企画から構成まで全て自分でやったという酒井若菜がすごい。酒井若菜がすごく好きになる作品。

「エミリの小さな包丁」仕事を失い、両親は離婚し母が新しい彼氏を作り居場所がなくなったエミリ、25歳 女性。悩んだ末に彼女は15年連絡を取ってない、お爺ちゃんの家に転がり込む。海辺の町で静かに暮らすお爺ちゃんとの2人だけの生活が始まる。ぶっきらぼうだが優しいお爺ちゃん。料理が上手く、生活もつつましいが、とてもあたたかい。海辺で魚介類が豊富。美味しそうな料理が沢山でてくる。心が疲れた人にはオススメできる。読んでてビールが欲しくなる。

「真夜中にシュークリーム」「半径5メートルの野望」が、はあちゅうさんの理想、経験論だとしたら、まよシュー は彼女の日常をまとめた本だった。ブログみたいに長い文、短い文が沢山詰まって読みやすかった。ブログよりは本の方がサラサラ読めていいなと思った。

僕と同じように心を病んだフレに勧められた本。優しい音色の表現がものすごく綺麗なピアノの調律師お話。表現一つ一つが心に染み渡るようで気分が楽になった。とても素晴らしい作品だった。

「無刀―密命・父子鷹」柳生の里で稽古する金杉親子と付け狙う尾張柳生の刺客、そして江戸では火消しの昌平が活躍する。あいも変わらずののんびりとして時に手に汗を握る時代劇。今年密命シリーズを数冊読んだがこれが一番面白かった。

「推理小説」アンフェアなのは誰か?殺人現場に置かれたメッセージ、そして次々と起こる殺人に予告を小説にした原稿が配られる。果たして犯人は誰なのか?型破りの女刑事、雪平夏見が登場。ドラマ、映画のアンフェアの原作。すごく面白かった。

「告白」中学校のホームルームで、先生による話から物語は始まる。先生の娘は殺された、犯人はこの中にいる。先生はその子達に復讐を仕掛けた。不気味な告白から始まり、先生の告白、生徒の追記、家族の日記、次々と明かされる恐怖。怖くて面白かった。湊かなえは初めて読んだが、好きになりそう。このジャンルはサスペンスかな?ホラーかな?

「ウォッチメーカー」今回もどんでん返しのジェットコースターは痛快。どんでん返しは事件の根底から覆し、もう終わりがどこへ向かうかわからなく、そして事件が収まりそうになればまた事件の始まり。ジェフリーデーヴァーの期待を裏切る?裏切らない?手腕は今回も見事

以上10冊を挙げたが、他にもダレンシャン、ハリーポッター等の児童書、精霊の守り人の再読、向日葵の咲かない夏なども良かったし、うーん来年また再読したり新しく買ったり借りたり大変だろうなとおもってる。