フェミとかミソジニーとかTwitterでの言い合いについて思う事

NVC (ノンバイオレント コミュニケーション)をみんな知って欲しい

フェミとかミソジニーとか、Twitterで言い合いしている人たちなんですが、正直、2chの文化をTwitterに持ってきて、それがTwitterなんて言っているのが不快です。相手をとにかく論破すればいいみたいなのですが、ほとんどが平行線で言い合いしてまったく前進していなく、どちらかが何か言い間違えたら勝ちみたいな感じです。ほぼののしりあい。僕が特に嫌いなのが

  • ブーメラン刺さってますよ
  • 画像を貼って揶揄する
  • リツイートするだけで自分では反論せず他の人に答えてもらおうとする

とにかく延々言い合いをしているだけで、それが楽しいらしいのが余計に嫌です。それが嫌だと言うとネットリテラシーがないねなんて言い出すので。僕の場合はそれでいいですが、自分の子供が将来ネットしたときに、そういうのをネットの常識だと思われるのは本当に嫌。なんとか解決できないのかな。そんなときにこの本を知りました

ライフハッカーの記事にあった。

今アメリカで大人気の出会い系アプリCoffee Meets Bagelを創業したダウーン・カングDawoon Kangさんの仕事術

このサイトでカングさんが読んでいるという本で、ノンバイオレントコミュニケーションという本です。

まだ読んでる最中なので申し訳ないのですが、相手の話を聞き、相手の感情を理解し、こちらの意思を伝えて明確なこちらの要求を伝えればだいたいの論争は終わるし、時には紛争すら終わるというものです。例えば

  • あなたは何について憤りを感じているのですか?
  • あなたは相手に具体的に何をしてほしいのですか?
  • あなたは私がこうすれば納得してくれますか?

のように話していくと解決するはずだと。見事な解説で例を出しているのですが、ほとんどの言い合いをしている人たちは「相手を黙らせたい」「私の意見を飲み込んで欲しい」「自分の誤りを認めてほしい」など、お互いがいがみ合う要望を持っているのでいつになっても論争は終わらないのが当たり前だと。それをNVCで話していくと、段々自分たちの言っていることの根本が曲がっている事に気付いていくらしいんです。まさに僕が常々理想だと思っていた、京極夏彦の京極堂シリーズでいう憑きもの落としのように、スカッと終わる。

憑きもの落としこそが僕の理想だったけど、そのものだった

両者の言い分を全て聞いて双方のお互いへの本当の根っこの理由を聞き出し、双方納得させる、それが憑きもの落としなのですが、やっとそのテキストを見つけたという感じです。NVC、何度も読んで身に付けたい、そしてそれを家族に教えて、家族がネットや世間でつらい思いをするのを止めたい、そう思いました。