テープ起こしは、音声をただ文字に起こせばいいように見えますが、かなり大変な仕事です。
例えば能力差がありますが、このテキスト
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には「10分の音声を60分で起こせば理想」だと書いています。
ちなみに始めて3ヶ月の僕の場合は10分だと75分程度かかり、その後15分くらい休憩するので、全部で1時間半かかっています。
よくクラウドワークスやランサーズで「単価が安すぎる」理解のないクライアントさんが多いらしいと聞きますが、これが現実です。
つまり、10分で、経験者でも60分かかるので、時給をだいたい800~1,000円だとすると、1分の音声に単価は80~100円です。
また、出来上がる文章にも差が出ます。
例えばケバ取りの場合、「あのー」とか「うーん」とかは消されますが、整文まではしません。
だから例えば
「こんなこと言っちゃうとびっくりすると思うんですけど、そうめんってカロリーが結構あるんで、そうめんばかり食べててもダイエットにはならないんです。」
のようになります。
上手く手本が書けてませんが💦口語になってるのがわかるでしょうか?
これが整文だとすると
「こんな事を言ってしまうとびっくりするかと思うのですけれど、そうめんって結構カロリーがあるので、そうめんばかり食べていてもダイエットにはならないのです。」
こんなふうに、文章の順番を変えたり「い抜き」「ら抜き」をしたりして、口語を文章に変えるのはかなり大変で文章力も必要です。
それでも、そもそも口語を文章にするのは完璧にはできません。
なので、テープ起こしでは、とりあえず、「あのー」とか、「~ですね」のような無駄な語句を取るだけの「ケバ取り」が主流です。
これも経験によって上達していくので、まだ3ヶ月の僕から偉そうには言えないのですが、結構、想像以上に大変なお仕事です。
10分の音声に1時間かかるわけですから、1時間のインタビューなら6時間かかります。
6時間、延々と音声を聞いてはひたすらWordに文章を打っていく。
大変です。
慣れるまで。
ただ、在宅ワークで、パソコンとWordとインターネットさえあれば誰でも始める事ができるお仕事なので。
例えば主婦の方が空き時間に。
例えば僕のような、うつ病などの精神病で人間関係や社会や通勤などが苦痛な人たち。
そんな人たちでも始められるというのは、ちょっと期待できるお仕事だと思えます。