突発性難聴になってしまいました。
突然片耳が聞こえづらくなりまして。
なんか耳に水が入ったかのような感じ。
気になってネットで調べてみたところ「早急に耳鼻科に行きなさい」と書いていたので慌てて耳鼻科を探したのが水曜日の夜。
なんと木曜日は耳鼻科が全てお休み。
唯一総合病院が開いていたのでお高いけどそこに行く事にしました。
治療はネットで調べたところ、ステロイドの点滴を打つのだそうですが、総合病院に行ったところ「入院だ!」と言われてしまい、そのまま帰って準備して入院してきました。
突発性難聴とは、耳と脳の間の毛細細胞が壊れている状態だそうで、血液の循環がうまくいかず細胞が壊れてるのが原因だそうです。
そこで入院して点滴打ってればいいのかな?
と思いきや「高圧酸素療法やって」と言われました。
なんかチェンバーのようなものの中に入れられて、なんと1時間半、酸素の中に閉じ込められる治療法だそうで、かなりきつい。
「フィフスエレメントのミラジョヴォビッチかよ!」って思いましたが、たぶん誰も知らないので言えず…。
ただ、テレビが外に設置されていて一応見れるのですが、もともとテレビあんまり好きじゃない僕には苦痛でした。
ただ、チェンバーの中に入って圧力をかけられ、酸素を注入されると、耳がすっきりして、あれ?なんか治りそう?ってちょっと安心しました。
もちろんその日はチェンバーから出たらまた聞こえなくなりましたが。
その後、点滴でステロイドを注入され入院。
入院って初めてしたのですが、よく暇でする事がないって言うじゃないですか?
なので私はiPadに入れられるだけアニメやドラマや漫画を入れ、本も5冊くらい入れてもってきたのですが。
いや、思ってたのと違う。
あのですね。
ひっきりなしに看護師さんがやってきては、血圧、点滴、食事、体温と何かしらしにくるので、落ち着いて何かをする時間がない。
そしてあっという間に21時になってしまい、6時まで消灯。
いや、ほとんど本も読めませんでした。
入院って実は結構忙しい。
そして、2日くらいしてからかな?
数回、酸素チェンバーの中でフリーザを倒しに行って回復している悟空のように「まだか?まだか?」と思ってたら、なんとなく聞こえるようになった気がして。
診察で先生に言ったらすぐ聴力検査を受けて、「治ってるね!」と。
なんと完治して退院になりました。
よかったね、治らないケースもあるんだよ、みたいに言われて、かなり幸運だったわうです。
第一の幸運が木曜日は耳鼻科が全てお休みだったこと。
おかげで高圧酸素チェンバーがある総合病院に駆け込むことになり、すぐに受けられたこと。
耳鼻科だったらステロイド治療しかできず、何日もかかってたそうです。
ラッキー。
なんだかんだ入院は大変でしたが、看護師さんは優しいし、病院食はそこそこ美味しいし、ゲーム機の持ち込み禁止と動画を落ち着いて見る時間がなかったのはつらかったですが、耳が完治して良かったです。
入院食ってね、栄養バランスを考えられているので、品目も多いし、ふりかけとかご飯にかける甘味噌とか、工夫されていて、おいしかったです。
むしろ、「青椒肉絲ってこんなに味噌入れていいんだな」
「魚も取り入れないとだめだな」
みたいに、自分の料理のレパートリーも増えました。
そして無事退院、今、ブログを書いています。
こんなことあるんですね。